Eriosyce paucicostata ssp. floccosa エリオシケ・フロコーサ 特良形 多綿毛系統 チリ セール中 海外実生株 ネオポルテリア ネオキレニア

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カテゴリ花、園芸観葉植物サボテン状態やや傷や汚れあり(詳細)学名:Eriosyce paucicostata ssp. floccosa          =Eriosyce taltalensis ssp. paucicostata var. floccosa          =Eriosyce paucicostata ssp. echinus          =Pyrrhocactus floccosus          =Neoporteria floccosa          =Neochilenia floccosa
和名:エリオシケ・フロコーサ、フロッコーサ、フロッコサ産地:チリ (BLANCO ENCARDA, Antofagasta, Chile)株状態:海外実生株サイズ:球径5cm、高さ(鉢上)2.5cm管理期間:約4年鉢:実験用磁器るつぼ(鉢底穴増設)説明:ベランダ整理のため、Eriosyce属(エリオシケ属)を出品します。全て海外から入手した実生株で、収集している方は、まとめてどうぞ。
本種は、F. Ritterにより独立種Pyrrhocactus floccosaとして新種記載され、その後taltensis(タルタレンシス)の1変種とされたり、echinusのシノニムとされてきましたが、最近は概ねpaucicostataの亜種とされています。分布はpaucicostataの成育するPAOSO北方より更に北のBLANCO ENCARDA周辺に極限され、その北方にはechinusが分布しています。
形態的にはechinusに最も近縁ですが、Eriosyce属の中では唯一、棘座に豊富な長い綿毛を備えることで他種と容易に区別できます。なお、同地には綿毛が発達しない個体が混在しており、学説によってはechinusにまとめられる根拠となっています。なおechinusとは花こそ非常に似ていますが、棘がより太く長く、アイスピックのように鋭い完全な直行タイプとなり、棘座に長い綿毛は備えません。
実生から5〜10年ほどは球形で、年月を経るごとに樽状〜柱状に伸張します。直行〜やや湾曲した短めの棘に覆われますが、個体変異があり、棘色は灰黒色〜灰色〜麦藁色〜濁桃色〜褐色まであり多様です。地色は暗紫色〜褐色〜暗緑色〜緑色〜明緑色と個体変異が大きいですが、概ね大型化すると緑色に傾いていく傾向にあります。棘座にはフワフワの綿毛が発達します。うまく育てると雲海のような豊かな綿毛の中から棘が現れる姿となり、園芸的にはEriosyce属屈指の鑑賞価値を誇ります。花は小型の漏斗状ですが、ビビッドな桃色〜明桃色〜薄ピンクのグラデーションで、非常に美しい見た目となります。
本株は4年前にEU圏から入手し、サイズ的には中型。棘は太短い湾曲した灰黒色のタイプとなり、フワフワの綿毛を豊かに備えています。綿毛の多さは株の遺伝的な個性と育て方にもよりますが、本株は比較的綿毛の多い系統になります。地色は黄土色〜濁緑色となり、ワイルドな雰囲気を持ちます。こちらでは遮光無しで維持してきた事もあり、なかなかの硬作りになっていると思います。潤沢な綿毛と同時に、太短く育っている特良形かと思いますので、オススメの一株となります。
なお、エリオシケ属全体の傾向として、自根株の成長は比較的遅いのですが、本種は基本的には強健で変に潅水しすぎなければ育てやすい部類かと思います。むしろ、日照が少なく潅水や施肥が多いと徒長しやすいので、時間は掛かりますが、辛めの灌水でじっくり硬作りで育てるの事をオススメします。なお、30℃を超える真夏日は焼けたり、蒸れて根腐れすることが良くあるので(これは株によります)、真夏は無冠水で日陰で夏期休眠させた方が良いです。
<Eriosyce属について>南米のEriosyce属(エリオシケ属)は、もともとEriosyce、Pyrrhocactus、Horridocactus、Islaya、Neochilenia、Neoporteria、Thelocephala、Chileorebutia等に割れており、所属する種の移動も激しい状態でしたが、1994年F. Kattermannにより、これら全てがEriosyce属に統合する説が提唱されています。同じ種が色々な属名で売られているのは、このためです。現在までも、この考え方は概ね支持されており、遺伝子解析の結果もこの概念を支持していますので、当面は分類学的にはEriosyce1属主義が続くでしょう。
また、種レベルの同定も特徴が掴みづらく、札落ちした株の同定は苦労することもしばしば。開花しないと判然としないものが、かなりあります。残念ながら、国内外のナーセリーで売られている株にも、一定数誤同定が混ざっていますので、油断ができません。数年後に花を見て、同定が間違っていたことに気づくこともしばしばあります。
分類学的な混乱も甚だしく、三桁のシノニム(同物異名)があり、どの種がどの種のシノニムなのかを調べるのが一苦労で、網羅的な日本語の解説書は存在しません。このため各種の正体を調べようとすると、それなりに海外学術文献を読み解かないと、その実態が掴めません。ここが本属のとっつきにくさかと思いますし、国内でイマイチ流行らない理由の一つかもしれません。
一方で、非常に多様な姿でありながら、シックでバランスの良い姿、大振りでありながら派手すぎない絶妙なカラーの花などが特筆に値するかと思います。地域や個体によるバリエーションも多いことから、同地域に生育する大人気のCopiapoa属とは、また違った魅力があるかと思いますし、殆どが中小型なこともあり、日本の住宅事情にも優しいかと思います。
<栽培環境について>・こちらは関東地方のマンションでの素人栽培となります。春季~秋季はベランダ、冬季は室内管理が基本となり、一部の例外を除いて、厳しい潅水と無遮光での管理をしています。このため、多少の葉焼けや先枝枯れのある場合があります。・白色の磁器鉢について、質問がありますので書いておきます。Eriosyce属は、涼しい環境を好み、夏場の暑さや鉢内の蒸れに弱い傾向にある一方で、寒さには非常に強く、冬期でも潅水すれば動きます。このため厳しい夏越しをメインに考え、日光で熱を蓄えにくい白色の磁器鉢を採用しています。また、時間をかけて締まった株にするために、軽石等を多く混ぜ込み、空間が多く水はけの良い土を採用しています。こちらの方法で問題なく旺盛に根を張っていきますので、ご安心ください。世界有数の乾燥地帯の植物ですので、小さい株でも数ヶ月は乾燥に耐えます。<取引について>・新規の方、低評価の方、悪い評価の多い方は、入札を取り消す場合があります。・落札後のご連絡は48時間以内、ご入金(かんたん決済)は3日以内でお願いします。連絡をいただけない場合は予告なしに落札を取り消す場合があります。・原則、ノークレーム・ノーリターンでお願いします。なお、不測の事態があった場合は、ご連絡下さい。・仕事の都合上、出張等が多いため、スピーディな対応が難しい場合があります。・こちらが非常識な方と判断した場合は、取引を停止させて頂きます。
<発送について>・写真の鉢ごと発送予定です。抜き苗発送は致しません。・発送はゆうパックの着払いのみとします。・最近、郵送事故が多いように感じています。事故等がありましたら、ご連絡ください。可能な限り、対応します。・申し訳ないのですが、仕事の都合上、発送は不定期ですので、ご了承の上で入札ください。・梱包には細心の注意を払いますが、発送時に落葉・落枝、土こぼれの可能性があります。
<注意事項>・こちらの植物は、素人の管理株ですので、プロが栽培するような綺麗な株をお求めの方、神経質な方は入札をご遠慮ください。・野外管理株ですので、虫の付着等の見落としがある可能性があります。・種毎に異なる栽培のテクニックに関しては情報提供できますが、こちらはプロではありませんので、過剰な質問については対応できません。・PCやスマートフォン等のモニター環境により、色が異なって見えることがあります。・生き物ですので、成長や落葉等、お届け時には画像と多少変わっている場合があります。・不明点がありましたら、事前にご質問ください。

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